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事件のあった不動産

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事件のあった不動産

不動産業界にいると、必ず1度は遭遇することがある事件のあった不動産

当方もそれなりにいろいろな事件のあった物件に遭遇しました。

親が一人で居住していて他界。発見されたのは2週間ほどたってから。

相当な腐臭がお部屋中に漂っていたらしい。

 

ご相談を頂いた際には、特殊清掃を施した後…。

 

その相続人に対し、不動産業者買取を提案

⇒不動産業者は買取後、再販のためにスケルトンにしてリフォームを施し転売。

エンドユーザーが購入したが、事情をすべてお話して売買

対象物件(マンション)で20年ほど前に、誤って子供がバルコニーから転落死。

その後、家族は住み続けるも、住みかえを理由に売却を検討。

 

事故の内容をきちんと説明したうえで、売却活動に入る。

通常なら、事件があった物件は価格などでハンディキャップを負うが、購入されたエンドユーザーは事情を聴いて納得され、そのまま取引に。

新築分譲マンションを購入後、夫婦間のトラブルで妻が夫を絞殺。

夫の親が相続し、売却するということで購入し、住み続けたが、不要となったため、売却することに

 

⇒事件性を重んじ、業者買取を提案。

業者はリフォームを施し、再販売。

あまり言いたくないかもしれないが、夫婦で自動車事故に巻き込まれ、即死。

その相続人が家を売り出した。

 

一般エンドユーザー向けに販売を受託。

⇒その場所で他界していなくても、縁起が悪いという理由で販売は難航した。

一般的に空き巣に入られた家は、心理的な瑕疵に該当しないといわれています。

過去に空き巣に入られたことを買主に告知せず、売買契約を締結したところ、引渡し前に再び空き巣に入られた事案がありました。

 

●買主の主張

心理的な瑕疵を理由に白紙解除を主張

●売主の主張

法的にも心理的な瑕疵には該当せず、解除を求めるのであれば、手付放棄もしくは違約解除を主張。

 

⇒買主は仲介業者に、過去の事件があったことを告知する義務があったのでは?と問われ、そもそも知りえない話を告知することはできないと主張したが、売主が過去に空き巣に入られた事実を告げなかった以上、調査をすることができないとなり、結果合意解除に。

 

不動産を売却するのは「訳」=「理由」がある!

 この「訳」=「理由」が心証を害する内容の場合、必ず買い手に説明をし、納得をいただいてから取引に挑まなければなりません。

これを不告知のまま、取引はできません。

気にされる方は気にされます。気にされる方は、難癖をつけて自分に不利益となることは排除しようとします。

ならば堂々と事実を述べる!皆様の場合はいかがでしょうか?

些細なことでも告知をしておいたことで、心証を害するといって契約の無効や解除を求められることがなくなります。

神経質にならなくてもいいのですが、気持ちよく買っていただきたいと願うお話でした。